日の光があたって、深い緑が映える琉球ガラスの原料に使われているのは、
なんと2021年8月に小笠原諸島の海底火山が噴火し沖縄に漂着した軽石!!
うるま市にある「再生ガラス工房てとてと」で、軽石の再利用に取り組んでいるのが、
琉球ガラス職人の松本栄さんです!!
普段は泡盛などの廃瓶で琉球ガラスをつくる松本さん。
軽石を原料に使おうと思ったのは、身近な海の景色が変わったのがきっかけでした。
「軽石が漂着した海を見た時は本当にちょっと怖かった。
普段から何度も行っている海だったので、海が軽石で埋め尽くされて、
消えて無くなっている様子を見たら、”何でもいいから何かしないと”と思って
軽石でガラスづくりを決意した」と松本さん。
みんなあの景色に覚えていますよね( ᵕ̩̩ . ᵕ̩̩ )
軽石を原料にするまでには、想像以上の時間と手間がかかったそうです。
塩抜きと天日干しの乾燥を繰り返し、全行程でおよそ2週間の期間が必要でした。
試行錯誤を繰り返して作った原料を炉で溶かし、
空気を吹き込むと、
”深い緑が映える綺麗な琉球ガラス”が誕生!👇😊
「最初の出来上がったコップをみて、間違いなくガラスのコップだったので、
これはすごいものを手に入れたなと思って」と話す松本さん( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )。
軽石が使えることが分かると、同じガラス職人の仲間に原料を提供し、
集めた作品でチャリティー販売会を開催!!!!
軽石の被害に苦しむ地元の与那城漁協へ売り上げを寄付しました👏👏
また、配合を変えて、緑色のカラーバリエーションを増やすなど、
新たな琉球ガラスの可能性をこの工房で、日々追い求めています!!
松本さんより
「沖縄県民が覚えている、軽石が海にやってきた様子を物として形として残して
色んな面で役に立つと思ってもらえるような素敵な物を作っていけたらいいなと思う」と
今後の作品もわくわくするようなメッセージをいただきました( ◜ᴗ◝)
軽石ガラスについては「再生ガラス工房てとてと」で検索!!
【youtubuはこちらより👇】
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