みなさん、お久しぶりです!
RBCアナウンサーの稲森 あやです。
最近は、沖縄でも20℃を下回り少し肌寒い日もありますが
2月2日の名護市は最高気温が、22℃から24℃とぽかぽかでした!
今回は、名護市で行われた「名護・海ノ民話のまちプロジェクト」の報告をさせていただきます!
民話と聞いて、それぞれ思い浮かべる物語は違うと思います。
みなさんの地元にも、その地域に伝わる物語がるのではないでしょうか?
(ちなみに、私の地元の三重県伊賀市には「こじょろうぎつね」などがありました!)
そんな、地域に伝わる民話を途絶えさせないために
この度、沖縄からは名護に伝わる物語「海の神と陸の神」をアニメーション化し発信させていただきました!
「海の神と陸の神」は名護市の無形文化財にも選ばれた山本川恒さんが伝えてきた民話の1つです。
山本川恒さんが伝えた民話は、海の神と陸の神を含めなんと130話にも上るそう!
口承文芸として名護市の無形文化財にも選ばれています。
海の神様と陸の神様が、喧嘩をすることでおこる台風。
この台風は、災害をもたらす悪いものという考えだけではなく、
名護の美しい海のためには必要なものという内容です。
地元・宇茂佐区の小学生と保護者がぞくぞくと訪れ、会場はほぼ満杯!100人以上の方にご来場いただきました。
はじめに、「海の神と陸の神」「牛がクジラになったはなし」「猿の生き胆」など海にまつわる民話の語り。
迫力ある語りに子どもたちも真剣に見入っていました。
最後に、完成アニメを上映しました。
アニメーションにすることで、これから語り継いでいく世代の子どもたちが興味を持ってみてくれました!
アニメーション上映会のほかには、物語の舞台である浜辺に行き、物語のキーポイントとなる
ハマカンダー(グンバイヒルガオ)の生態や、台風があることによって名護の海が保たれていること
などについて、名護博物館の村田学芸員によるフィールドワークも行われました。
中でも、子どもたちが夢中になっていたのはこちら、浜辺に自生しているアダンの葉っぱで作った「風車」!
「風がなければ、自分が風になればいい!」と沖縄伝承話資料センターの方々にアドバイスを受け、
子どもたちは、夢中で走り回りながら遊んでいました。
いつも近くにある海でも、知らないことが沢山あったようで子どもたちの目も輝いていました!
おしまいに今回、監督/プロデューサーをしてくださった
沼田心之介さんともお写真を撮っていただきました!
多くの人に、見ていただきたい内容です。
是非チェックしてみてください!
そして、見てくださった方は次の人に伝えてくれたらうれしいです!
今後も名護・海ノ民話のまちプロジェクト実行委員会では、
完成アニメを小学校や老人ホームなど様々な場所で紹介していけるよう、取り組んでいきます。
【名護・海ノ民話のまちプロジェクト実行委員会】
NPO法人沖縄伝承話資料センター、名護市教育委員会、名護市宇茂佐区、FMやんばる、やんばる民話の会、琉球放送