海と日本プロジェクトのひとつ、海ノ民話のまちプロジェクトが形に!
海ノ民話のまちプロジェクトは、「僕のまちには、伝えたい“海の物語”がある」をコンセプトに、
海と深く関わりを持つ日本という国の「海との関わり」「地域の誇り」を
子供たちに語り継ぐプロジェクトです。
昨年7月19日、地域性や継承性などの選定基準から北海道、静岡、愛媛、長崎、沖縄の民話が選ばれました。
沖縄で選ばれたのは名護に伝わる「海の神と陸の神」。
2月1日(金)、海ノ民話のまちプロジェクト実行委員会の認定委員長の沼田心之介さんが
沖縄入りし、名護・海ノ民話のまちプロジェクト実行委員会と一緒に名護市の渡具知市長を訪問しました。
渡具知市長は「名護市が大切にしている山本川恒さんの民話が全国に紹介されてうれしい、これからも民話を
次世代の子どもたちに伝えていきたいですね」と話しました。
海の神と山の神【あらすじ】
ある春の日、陸の神は、沖縄の美しい白浜に心をうばわれます。
しかし、白浜は海の神の治めるところ。
陸の神は、昼顔のツルを浜辺に伸ばし、白浜を自分の領地にしようとします。
ある夏の日、海の神が砂浜に咲く美しい昼顔に手を伸ばし、髪に飾ろうとしました。
すると、陸の神が海の神の手をつかみ、白浜をわたせと言います。
二人はけんかになりました。
陸の神と海の神の戦いは、はげしい雨と風をまき起こし、毎年台風になります。
翌2月2日(土)には完成アニメの上映会を地元の名護市宇茂佐地区会館にて実施しました。