南城市の奥武島を舞台とした民話「奥武観音堂由来」がアニメ化され地元で上映会が行われました。
主催したのは海と日本プロジェクトの一環として取り組んでいる「海ノ民話のまちプロジェクト」です。
このプロジェクトは海と深く関わりを持つ日本という国の「海との関わり」と「地域の誇り」を、
子供たちに伝え語り継ぐプロジェクトです。
2019年度は南城市を含む全国5つの地域が選ばれました。
・南城市の公式ページによる報告はコチラ。
・南城市に伝わる民話「奥武観音堂由来」あらすじはコチラ。
※ちなみに2018年度も沖縄は選ばれており、名護市の民話「海の髪と陸の神」がアニメ化されています。
<2/1(土)に南城市 奥武島で行われたイベント>
奥武観音堂由来は、唐(とう)の国の人が海で遭難し、奥武島の近くに漂着し、
それを奥武島の人々が助けたという民話です。
民話の舞台となった海辺で、船に乗ったり、ハーリーを陸の上で体験したりするなど、
民話をイメージしながら歴史について学びました。
<①フィールドワーク>
●乗船体験
民話に登場する「みしらぎ」と呼ばれる岩を船に乗って見に行きました。
それにしても海がとても綺麗ですね~
●地上でのハーリー体験
みんなで息を合わせてオールを漕ぎます。
地域によって「地ハーリー」や「アギバーリー」とも呼ばれるようです。
<②上映会>
●民話のあらすじ
区長の中村寛さんにご挨拶とともに奥武観音堂由来についてお話頂きました。
●地域の語り
地元小学生からウチナーグチ(沖縄の方言)であいさつがありました。
しっかりとした発音で堂々と頑張りました。
●沖縄伝承話資料センターによる語り
海に関する民話を3つ披露して頂きました。
照屋寛信さんによる「海の水はなぜ塩からいの」
新城京美さんによる「猿のいきぎも」
田名陽子さんによる「海の神と陸の神」
●プロデューサー挨拶
アニメをプロデュースされた沼田心之介さんからご挨拶とプロジェクトにかける想いをお話頂きました。
●完成アニメ上映会
・奥武観音堂由来(沖縄県)
・甚助さんの板子(静岡県)
・一里島(長崎県)
の3本が上映され、子どもたちや地域の皆さんが真剣に見入っていました。
●南城市教育長の挨拶
上原廣子さんより地域・文化・教育とプロジェクトから広がる可能性などについてお話頂きました。
フィールドワークは50人、アニメ上映会には120人とたくさんの方々に参加頂きました。
皆さんありがとうございました、また運営協力頂いた地元スタッフの皆様本当にお疲れ様でした。
海ノ民話のまちプロジェクト これからも引き続きどうぞよろしくお願い致します。
<奥武観音堂由来のアニメはコチラ>