令和元年5月29日(水) 公益社団法人 琉球水難救済会において新しく三重城救難所が開所しました。
<琉球水難救済会とは>
海難救助の民間ボランティア団体です。全国組織としては公益社団法人 日本水難救済会があり
その沖縄県の組織と捉えるとわかりやすいと思います。
会員は県内の各市町村、漁協組合、海水浴場と多数の団体で構成されています。
(海難)救助活動を職務として行う海上保安本部、警察、消防とは違い
あくまでボランティアという立場での活動ですが、
漁師やライフガードといった海のプロの集まりですからその力はとても頼りになるといえます。
実際に海上保安本部や警察、消防とも連携していて海難救助案件が発生した際に
エリア担当の救難所から出動しているそうです。
<三重城救難所 開所式>
この日は波の上うみそら公園管理棟で行われ、多くの関係者が出席しました。
(1)開会宣言 (公社)琉球水難救済会事務局 永吉辰也さん
(2)会長挨拶 (公社)琉球水難救済会 会長 比嘉榮仁さん(代理:常務理事 永吉辰也さん)
(3)指定書及び委嘱状交付
永吉常務理事 → 三重城救難所(白石 武博さん)
(4)救難会旗・看板・救難資器材贈呈
永吉常務理事 → 救難所員
続いて来賓挨拶
(1)那覇港管理組合 総務部長 大嶺政信さん
(2)那覇海上保安本部長 川口 修さん
(3)那覇警察署 地域交通官 吉本貴明さん
(4)那覇市消防局警防課長 新城敏行さん
続いて救難所受諾挨拶
三重城救難所長 白石武博さん
最後は関係者で記念撮影
この日 県内で80箇所目となる救難所が新たに誕生しました。
また、琉球水難救済会員は4,000名以上いるそうです。
海難事故はもちろん発生しないことが一番です。
もし発生した場合でも官民一体となって海難救助が行われる
体制・連携を改めて感じた開所式でした。