レポート
2020.04.17

★アニメ公開×2本★ おきなわ海ノ民話

海と日本プロジェクトの一環として取り組んでいる「海ノ民話のまちプロジェクト」から
沖縄の海の民話が2つアニメ化されましたので映像を公開します!

このプロジェクトは海と深く関わりを持つ日本という国の「海との関わり」と「地域の誇り」を、
子供たちに伝え語り継ぐプロジェクトです。
アニメ① 奥武観音堂由来(南城市)・・・2019年度に全国で5つの地域が選ばれた中の1つです。
アニメ② 海の神と陸の神(名護市)・・・2018年度に全国で5つの地域が選ばれた中の1つです。
 沖縄が2年続けて選ばれています。海に囲まれた県として素敵な海の民話が豊富なんでしょうね。

1話5分程のアニメとなります。あらすじ記事の最後に動画がありますのでお楽しみください。

タイトル 奥武観音奥武観音B

「奥武観音堂由来」

琉球王国の周辺の海域は、様々な国の様々な船が忙しく行き交う、船の交通が活発なところでした。
長い歴史の中で、沖縄の人々は、海を通して、多様な文化に触れてきました。
ある時、奥武島(おうじま)に、遭難した異国の船乗りたちがたどり着きました。
島の人々は、彼らに着物を与え、焚き火で冷えた体を温めたり、お粥を炊いてあげたりして、
手厚く介抱しました。
聞けば、船乗りたちは唐の国の者たちで、船が難破して、この場所に流れ着いたのだといいます。
首里の王様に、唐から金の仏様が贈られてきました。
手紙には「仏像を『奥武』に安置してほしい」と綴られています。
「奥武」という場所は何箇所もあるので、王様が困っていると
「玉城奥武島の人々が異国の船乗りを助けた」という話が伝わってきました。
そこで、王様は玉城の奥武島に観音堂を建て、観音様を安置しました。
現在も、5年ごとに奥武観音堂祭が行われています。先祖の良い行いと、唐から送られた観音像が結びつき、
海の神として島の人々を見守っています。

 

海の神と陸の神海の神と陸の神キー
「海の神と陸の神」

ある春の日、陸の神は、沖縄の美しい白浜に心をうばわれます。
しかし、白浜は海の神の治めるところ。陸の神は、昼顔のツルを浜辺に伸ばし、
白浜を自分の領地にしようとします。
ある夏の日、海の神が砂浜に咲く美しい昼顔に手を伸ばし、髪に飾ろうとしました。
すると、陸の神が海の神の手をつかみ、白浜をわたせと言います。二人はけんかになりました。
陸の神と海の神の戦いは、はげしい雨と風をまき起こし、毎年台風になります。

<海ノ民話×2本続けてご覧ください>

 

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