海からの手紙(7/22-25)イベントレポート

2021-7-28
海と日本PROJECT in 沖縄県 ~海DO宝~

7月22日海の日から4日間、海と日本プロジェクトin沖縄県は、県内で海のために活動するアーティスト・環境団体・企業と連携して、アートを通して海のことを考えるイベント「海からの手紙~アートで伝える展示会~」サンエー浦添西海岸PARCO CITYにて開催しました。ご来場いただいたみなさん、ありがとうございました!知らなかった、行ってないという方!まだ間に合いますので、海からの手紙、受け取ってください笑。

「海からの手紙」は、アート作品を通して海の豊かさや海の置かれた現状を伝え、ビーチクリーンなど海を守るために活動する団体・企業の取り組みを紹介するもので、沖縄県内で活動する14のアーティスト・団体・企業が参加しました。海の豊かさを未来につなぐため、アーティストがそれぞれの視点から、「海からの手紙」を届けるというのがコンセプト。

海洋ごみをモチーフにした作品や、実際の漂着物の展示、正しい焚火の方法に浦添市の海の豊かさの紹介など、幅広いコンテンツが揃いました。開催期間が4連休だったこともあり、連日朝から多くの人が訪れました。印象的だったのは来場した子どもたちのふるまい。目を引くアートや大きな漂着物に興味津々。ニコニコしながら見ているなと思ったら、今度は少し難しいはずの海洋ごみのクイズにまじめな顔で挑戦中。隣には同じ顔をして悩む大人の姿も。

家族連れが多いのは沖縄の商業施設の特徴ですが、「環境問題について」「海洋ごみ問題について」などの固い表現でなく、みんなが自分の距離感でメッセージを受け取って楽しめる「海からの手紙」だからこそ、多くの人が関心を寄せてくれたのだと思います。出展者でもあるぐりもじゃ・サスケさんがデザインしたかわいらしいビジュアルを見ても、覗いて見たくなるような優しい世界感が伝わってきますよね。展示された作品の一部は、この先1か月程度サンエー浦添西海岸パルコシティ2Fで見られますので、この記事で初めて知った皆様も、是非一度「海からの手紙」の展示の見学にお越しいただけたら嬉しいです。

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レポート①惹きつけられるアート、学べる展示、楽しいワークショップ

  1. 島田春奈さんの作品。口に大量のごみが入ってしまったくじら。沖縄の将来は・・・
  2. 海と日本プロジェクトの活動紹介
  3. BANKIYOさんの作品。

「海からの手紙」の会場は、サンエー浦添西海岸パルコシティの中心地とも言える大型LEDビジョン前。沖縄ではここにしかない店舗も多くあり、ファッションの最先端を行く場所だ。パルコシティの前に広がる海岸一帯には豊かな生き物が多く観察される。大型LEDビジョンには、出展者である、しかたに自然案内がその海で撮影した珍しい生き物の姿が映し出され、映像や色鮮やかなアートに引き寄せられるように、多くの見物客が訪れました。

 海岸に流れ着くガラス片、シーグラスをアートにする島田春奈さんは、出展者の中で最も多い12作品を展示しました。その中でもひときわ目立っていたのが、大きく開けた口の中に、たくさんのごみが入ったクジラの作品だ。胴体がごみ袋、尾びれがシーグラスアートで構成されています。ごみはすべて、会場のある浦添市の砂浜で拾ったもの。尾びれの輝きとは裏腹に、沖縄でもごみを食べて苦しんでいる生物がいるかもしれないと警鐘を鳴らしています。

 その他、海との対話を表現した久場麗美さんのコンセプチュアルアートや、BANKIYOさんの重たい浮きが足枷となる海亀など、各々が多様な表現で来場者を引きつけました。

 アート作品以外にも、海と日本プロジェクトin沖縄県、一般社団法人うらそえ里浜・未来ネットワークなどが、それぞれの活動内容と海を守るための行動について展示した他、シーグラスアートなどのワークショップが開かれ、子どもから大人まで、多くの人が楽しみました。

レポート②圧巻のライブペイント

  1. 唄・三線の柔らかさと、ライブペイントの緊張感。
  2. 模様や装飾部分にタバコのフィルターが使われました。
  3. 4日間で4枚の作品が仕上がりました。

ライブペイントで会場を盛り上げたのは、フィンガーペインターのYukakoさん。「島人の宝」などの唄・三線に合わせて、海亀やカクレクマノミが色鮮やかに描かれていきます。1枚描くのにかけた時間はわずか30分程度。キャンバスを見つめて集中し、一度手が触れると、その手がキャンバスの中を舞い続け完成までノンストップで描かれる。完成すると、何が出来上がるのか期待とともに見守っていた観客から拍手が沸き起こりました。Yukakoさんは普段から沖縄の自然をテーマに活動しているが、今回作品の中に取り入れたのは、タバコのフィルター。これはすべてシーグラスアートの島田さんが砂浜で拾ったものです。出来上がった作品をよく見てみると、アウトラインや花、身体の模様などはすべて色付けされたタバコのフィルターで表現されている。アートを通して海に思いを馳せて欲しいという、「海からの手紙」のテーマにぴったりと寄り添った作品が出来上がりました。

イベント名「海からの手紙」
参加人数2000人以上
日程7/22-7/25
場所サンエー浦添西海岸パルコシティ
主催海からの手紙実行委員会
協力シーグラスアート島田春奈さん、しかたに自然案内さん、サンエー浦添西海岸パルコシティさんほか出展した14団体の皆様
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