海洋ごみ問題解決に向けて取り組む「美らビーチクリーンプロジェクト」に携わって約2年。この事実を様々なメディアで発信してきました。
ポイ捨てされたごみ、入りきらずにごみ箱からあふれ出ているごみ、分別されずにずさんに捨てられたごみが、雨や風に流され飛ばされ、水路や川を伝い、海に流れ出ているのです。
海洋ごみにもさまざまな種類がありますが、もっとも深刻な問題とされているのがプラスチックごみです。
その割合は約66%と大部分を占め、素材の性質上滞留期間が長く、中には400年以上海の中を漂うものもあると言われています。
このままでは「2050年には魚より海洋ごみの量が多くなる」という研究もなされています。
※環境省「海洋ごみをめぐる最近の動向」(平成30年9月)より引用
海洋ごみ問題、とりわけ海洋プラスチックごみ問題の解決につながる可能性を秘めた施策が、読谷村で実証実験としてスタートしています。
「Re&Go(リーアンドゴー)」は、NISSHA株式会社とNECソリューションイノベータ株式会社が協働、また読谷村内の飲食店と連携した、使い捨て容器の削減を目的としたテイクアウト容器のシェアリングサービスです。
今回、海と日本プロジェクトin沖縄県、美らビーチクリーンプロジェクトも本施策に賛同し、ポスターデザインでタイアップさせて頂きました!(※ポスター右下にロゴ、一言メッセージ、アバサンシンのデザインを入れさせてもらいました)
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、飲食店でのテイクアウトが増加。新しい食事スタイルとして”テイクアウト飯”が定着し始めています。
その一方で、容器に用いられるプラスチックごみの増加が新しい社会問題に…。確かにプラスチック容器は安価で便利なものですが、前述したように自然環境への影響も計り知れないものです。
今回の実証実験は、そうしたプラスチックごみ削減はもちろんのこと、地域の活性化も目指した取組みになっています。
この取組みは来年2月14日までとなっています。
環境への貢献度を確認できたり、サービス加盟店で購入するとポイントも貯まったりと、利用者にも特典がありますので、是非この機会にサービスの利用をしてみてはいかがですか?(^^)
サービス利用の流れはコチラをご覧ください!
現在、下記の7店舗で「Re&Go(リーアンドゴー)」のサービスを利用することができます。
詳細はこちら(https://www.reandgo.jp/shop/)
今回紹介したNISSHAとNECソリューションイノベータの「Re&Go」の取組みは、企業としての取り組みです。
そのサービスを利用することで貢献できることももちろんありますが、一番大事なことは「今、私たちにできること」です。
「ポイ捨てをしない、ごみは分別して捨てる」など当たり前のことを当たり前に、
そして「マイボトル、マイバックを使用する」「ポイ捨てされたごみを見かけたら拾う」など一歩踏み込んだことを1つでもいいから始めてみませんか⁇
その積み重ねこそが、沖縄の世界に誇る”美ら海”を未来に残してくことに繋がっていくはずです。