一般社団法人 海と日本PROJECT in 沖縄県は、海洋ごみを中心に県内の廃棄物対策に取り組んでいる日本エヌ・ユー・エス株式会社とともに2025年6月に沖縄県宮古島市内の市街地やパイナガマビーチにてごみの種類や量を調査する事業を実施しました。この調査結果を反映した啓発冊子を製作し、宮古島を訪れた観光客を対象に配布する取り組みを行いました。あわせて、ホテルに設置されたごみ袋を活用し、観光中に出たごみや市内で見つけたごみを拾ってホテルへ持ち帰ってもらう仕組みを設け、参加者には啓発冊子や記念品をプレゼントしました。この事業は、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で実施したものです。
◇「宮古島 ごみゼロ作戦」実施概要
・概要:宮古島市内のホテル2施設と連携し、宿泊客にごみを持ち帰ってもらい、記念品を贈呈
・目的:観光で訪れた方に宮古島市のごみ問題について認識してもらい美化への機運醸成を図る
・日程:2025年10月31日(金)~11月29日 ※開催済み
・対象施設
「ヒルトン沖縄宮古島リゾート」(客室数:329)
「ホテル・トリフィート宮古島リゾート」(客室数:207)
・参加方法
①ごみ袋を受けとって観光へ
②持ち帰ったごみ袋をごみ箱へ
③プレゼントをもらう
・告知方法
客室へのチラシ設置(日本語版/英語版)
館内へのポスター掲示(ロビーやエレベーター内)
デジタルサイネージでの掲示
・記念品
「啓発冊子(学んでへらそう海ごみ15)」
「ブルーシールアイス引き換え券」
「海と日本プロジェクトin沖縄県・オリジナルキーホルダー」
・参加者数(暫定値)
ヒルトン沖縄宮古島リゾート :約940人
ホテル・トリフィート宮古島リゾート:約780人 合計:1,320人


◇客室チラシやデジタルサイネージで気軽に参加を呼びかけ
キャンペーンの告知は、宿泊客が自然に目にする場所で行いました。客室には日本語版と英語版のチラシを設置し、ロビーやエレベーター内にポスターを掲示しました。また、デジタルサイネージでもキャンペーン内容を案内し、宿泊客が気軽に参加できるよう工夫しました。
海外からの観光客にも参加していただけるよう英語版の案内も用意したことで、多くの方にキャンペーンの内容を知ってもらうことができました。ホテル側からも「企画の趣旨をしっかり伝えることができた」との声をいただいており、様々な方法での告知が効果的だったようです。


◇観光中のごみ持ち帰りで記念品プレゼント、海洋ごみ問題の啓発冊子も配布
参加者には、宮古島市内で実施したごみ調査結果をもとに製作した啓発冊子「学んでへらそう海洋ごみ15」をはじめ、ブルーシールアイス引き換え券、オリジナルキーホルダーを記念品として贈呈しました。啓発冊子では、6月に実施した宮古島のごみ調査データを分かりやすく紹介し、沖縄の海洋ごみ問題について楽しく学べる内容となっています。ブルーシールアイスの引き換え券は観光の思い出作りにも役立ち、オリジナルキーホルダーは参加の記念として持ち帰っていただきました。


◇ホテル担当者からのコメント
・ヒルトン沖縄宮古島リゾート
マーケティングコミュニケーションズ スーパーバイザー 森根 愛
「観光中に出たごみだけでなく、宮古島の海岸にあったごみを拾ってきてくれるお客さんもいらっしゃい ました。想定していた以上に多くの方に参加して頂きました。ホテル側から押しつけるわけではなく気 軽にごみを持ち買ってもらう手軽さが良かったのではないかと思っています。この取り組みを通して、ご みゼロに対する意識を高めてもらい、観光客のみなさんも含めて宮古島のきれいな海を一緒に守っていき たいと思います」
・ホテル・トリフィート宮古島リゾート
支配人 宮本 俊文
「海外からの観光客も含めて、企画の趣旨が宿泊客の方にしっかり伝えることができたと思います。ビーチの清掃をして3~4袋持ち帰ってくれる宿泊客の方もいらっしゃいました。自分のごみを持ち帰るだけでなく、市内に落ちているごみを拾ってくれる人もいて、景品目当てではなく気軽に参加してくれる方も多かったと感じています。ごみをホテルに持ち帰ってよいか迷う観光客の方もいるため、ホテル側からごみを持ち帰ってもらうように発信することができた点も、良い取り組みだったと感じています」