番組情報
2025.09.19

【2025#11】海のそなえシンポジウム2025

5月22日海のそなえシンポジウムが東京で開催されました。
海を安全に楽しむためにこれまでの常識を疑い、新たに備えをみんなで作る、
「海のそなえプロジェクト」の一環として開催するシンポジウムです。01

2年目となる今年は新たに一般の方々からの溺れた経験談などを基に作成した
「これで、おぼれた。「おぼれ100」」が紹介され、正確な情報と、伝え方の工夫について意見が交わされました。2

 

「浮き輪で、おぼれた。」3
浮き輪持っているのになんで溺れるの?

浮き輪に頼りすぎて安全確認を怠ってしまう。
風や波の影響で流されるのに自分が浮いているから大丈夫だと思ってしまう。
そういう思い込みがあるから危険に気づくのが遅くなってしまう。

 

各分野の専門家からは様々な意見が出されました。4

中央大学 研究開発機構教授
石川 仁憲さん5

たとえば友人が助けてくれて事故にならなかった。実際は事故だけど公にはならなかったとしたら、これはデータとして残らない。
そういう溺れの体験もしっかりと見える化していかないと、溺れそのものが人によって違うので事故防止になかなかつながることはできないだろう。6

 

朝日新聞千葉総局員
寺田 実穂子さん7

重大な事故だけを伝えると、「自分は大丈夫」だと思ってしまう可能性があるので、自分事にしてもらえる伝え方を試行錯誤している。8

 

この日は、レジャーに合わせた新機能がついたライフジャケットや、ウエットスーツなどが紹介され、会場を盛り上げていました。91011

更に水難教育プログラムについても議論されました。

日本ライフセービング協会 副理事長
松本 貴行さん12

こども達の命を社会全体で守っていく風土をしっかりと作っていこうと伝えたい。13

我々のような水辺の安全教育団体と繋がって、先生たちは預けていいんです。学ぶ機会・接点を作ることが大事。それが課題だと思っています。

日本水難救済会 理事長
遠山 純司さん6

人材をきちんと育成して、どこの地域でも教えられる人をつくること、水難教育を頑張っている人たちを支えるネットワークを作っていくことが必要。

 

日本財団 海洋事業部 常務理事
海野 光行さん14

「そなえ」というのは、関係者だけでやることではない。社会全体で「」そなえ」を作っていくものだと皆さんにお伝えしたい。

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