2024年に発生した能登半島地震を受け、日本財団と日本水路協会が取り組む「海の地図PROJECT」の調査報告が行われました。
このプロジェクトは、水難事故の防止、生態系の研究など様々な海の課題解決を目的に2022年にスタート。
国内でも初となる航空レーダー測深を導入したデータ解析をおこなっています。
通常船舶で測量すると、海岸付近では船舶が座礁するおそれがあります。必ず海岸付近では測量できない海域ができます。
一方今回採用したレーザという単一の手法で、飛行機から計測することが可能ですので、陸と海の海岸線も関係なく、地形データを採取することができています。
2024年の能登半島地震では、沿岸部の隆起が数多く確認されております。
比較的隆起の多かった輪島市門前町の黒島地区、震災の前後で航空写真を比べてみると、陸地が大きく広がったことが分かります。
さらに今回、航空レーダ測量のデータ比較により、地形の変化を明確な数値でとらえることができました。
震災後の陸地から海底につながる詳細な地形データが取得できたことが、能登地域の復興に欠かせない基礎データとしての活用に期待できると思います。
また、この調査では、震災前砂地だった海底に新たに岩礁が出現したことも確認されました。
この日行われたパネルディスカッションの参加者は・・
【YouTubeはこちらより👇】
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