番組情報
2024.09.21

【2024#10】【海のそなえシンポジウム】溺れ体験の実態と子供たちへの「海のそなえ」教育の重要性

6月19日「東京にて海のそなえシンポジウム~水難事故対策の常識を疑う~」が開催されました。01

海を安全に楽しむために、これまでの常識を疑い、正しい「そなえ」を身につけ、水辺の安全について考えるシンポジウムで、様々な分野の有識者が登壇し、それぞれの立場から意見を交わしました。23

 

日本水難救済会 理事長
遠山 純司さん

何かが起こったときに、どうしろこうしろではなくて、それにいたらないようにどう備えるか、どういう知識を彼らに教えるか、そこが一番欠けているのではと思います。4

日本ライフセービング協会
救助救命部長
石川 仁憲さん

だいたい2000件~3000件くらい、毎年救助が起きている。自然要因ですと「離岸流」が最も多くて、個人的な要因では泳力不足。毎年データを更新しているが、この特徴が15年くらい変わることはないです。5

 

また、1万人以上を対象とした「水難事故対策に関する調査結果」を会場で初公開しました。6

日本財団 海野 光行 常務理事

今回の調査によると、溺れの経験は12歳までが多くて、溺れの多くは幼少期の体験。ターゲット年齢は明らかです。12歳以下をターゲットにすることが必要だと分かります。7

子どもの頃の水難事故防止の教育が特に大事です。

 

その他、海にでかけるときの「そなえ」として、新しいフローティングアイテムの紹介も行われました。8

そもそも私たち人間にとっては、海はコントロールできない不自由な存在なんだと思います。更にはほとんど解明をされていない未知の部分ばかりで怖い。ただ海から怖さを取り除き、完全に安全な海をつくれるとしたら、事故なんて起きないし、海のそなえのこのプロジェクトもなかったと思っています。910

 

完全に安全な海を人間の手でつくれないのであれば、常に私たち自身が海の怖さを忘れないことこそが安全に海を楽しむために一番必要なことではないかと、これから皆さんとしっかりと考えてい
きたいと思うし、その役割を果たしていきたいと思っています。11

 

【YouTubeはこちらより👇】

 

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