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沖縄の綺麗な海を色鮮やかに彩るサンゴ礁
この写真のサンゴ礁、実は自然のサンゴ礁ではないんです。
番組で訪れたのは
読谷村にある、さんご畑
この施設では高水温に強いサンゴの研究を行っています。
地球温暖化によって1998年頃に起きたサンゴの大規模白化現象
その影響は沖縄でも見られました。
そこでさんご畑の金城浩二さんは高水温にも強いサンゴの養殖に取り組みました。
金城さんはサンゴの観察をする中で一つのことに気がつきます。
「緑色のサンゴは高水温の中でも白化しない」と言うことです。
そしてそこに目を付けたのが
OIST沖縄科学技術大学院大学の佐藤教授
サンゴは褐虫藻という植物プランクトンと共生をしています。
褐虫藻が光合成で作った栄養を分けてもらいサンゴは成長します。
佐藤教授は茶褐色、紫色、緑色の三色のサンゴで高水温化での実験を行いました。
すると茶褐色と紫色のサンゴはストレスが原因で褐虫藻がサンゴから離れてしまいサンゴが白化しました。
ですが緑色のサンゴでは褐虫藻が逃げることなくより濃い緑色になったとのことでした。
それを参考に金城さんは高水温に強い緑色サンゴの養殖をしようとあるものを発明
こちらは緑色のサンゴ「ウスエダミドリイシ」専用の照明です。
この照明を使うことでサンゴがある程度のストレスが与えられ
厳しい環境でも生きていけるサンゴを養殖しています。
私達が見たことのない海が近い将来
金城さんや佐藤教授たちの功績で見られる日が来るかもしれないですね!
そのためにも私達ひとりひとりも海を守っていきたいですね。