海と日本プロジェクトin沖縄県 海DO宝
私、末吉功治がお送りいたします!
今回は私の地元、読谷村にやってきました。
眼の前に広がる海、海水浴やマリンスポーツに興じる方々の姿が見えます。
キレイな海なんですが…足元に目をやると漂着物や海ゴミが…。
なんてことない海ごみですがこれらがアクセサリーや雑貨に生まれ変わるというのです!信じられます?
ということで昔ながらの沖縄平屋、通称「外人住宅」が立ち並ぶ読谷の住宅地に移動し、
とある雑貨屋さんを訪ねました。その名も、「漂流ショップ ティーチ・ワン」。
店内に入ると所狭しといろいろな雑貨がおいてあります。
木の実や流木を使った雑貨、アクセサリーなどユニークな商品がいっぱい!
あれ?なにやらカラフルなネックレスが。よく見ると、魚釣りで使うウキをカスタマイズしてある!?
こちらの棚には手作りの人形が。あれ?乳酸菌飲料のカップ?
でも外国の言葉で商品名が印字されている…。もしかしてこれ、漂着物!?
そうなんです!「ティーチ・ワン」では海から流れ着いた漂流物を材料に、
アクセサリーや雑貨を手作りし、販売しているのです。
どうしてこういうお店を開こうと思ったのか、オーナーの秋池さんに話をうかがいました。
もともとビーチコーミングが好きで、ビーチで拾った漂着物を捨てるのではなく、
普段の生活に活かせないかと思ったのがきっかけで、
海ごみでも価値のある作品に生まれ変わらせることで浜辺から宝物が出てくる喜びを
みなさんに伝えたいと思いショップを開いたそう。
海ごみを「ごみ」としてではなく、価値のあるものに変えるって、素敵な考えですよね。
作品を見せてもらったあと、材料探しを兼ねて秋池さんご夫婦とビーチクリーンを行いました。
秋池さんはどんなものを探したいとか目標を決めて行うのでしょうか?
拾いに行って必ず落ちているわけではないので、出会いなんですよね。
こんなところに、こんなごみがあったとか出会いがあり、海のリアルな現状がわかります。
生物の死骸など普段見ることのできないものを見ることができます。
海に流れ着くごみの中にも、よく見れば利用できるような魅力的なごみもありますし、
商品にすることで無駄なものがなくなり、価値のあるものに生まれ変わります。
この活動、作品づくりが海ゴミを減らす役に立てればいいな。
と語っていました。
自由な物の見方、捉え方が海をキレイにしてゆくのかもしれませんね。
帰り道、なんだか眼の前が広くなった気分になりました。
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