海と日本プロジェクトin沖縄県 海DO宝(うみどぅたから)
前回に引き続き、TSJの 蔵元 利貴(くらもと かずき)がお送り致します!
那覇市にある『波の上うみそら公園』にやってきましたよー!!
なんでも、海に関係したとある講習会がここで開かれているんだとか・・・
あっ!早速ウェットスーツを着ている人達を見つけましたよー!
こちらで行われていたのは『一般社団法人 沖縄マリンレジャーセイフティービューロー(以下OMSB)』さんが実施する水難救助員講習会でした。
水難救助員とは聞きなれない言葉ですが、OMSB事務局の照屋さんに聞いたところ
「沖縄県公安委員会が認定する制度で水難事故の未然防止に重点を置き、シュノーケリング器材等を使い
人命救助に必要な知識と技能を身につけた人に与えられる資格」なんだそうです。
一体どんな講習を行っているのでしょうか?
気になるので自分も講習会に少し参加させていただきました。
ウェットスーツをお借りして装着!
生まれて初めて着るウェットスーツにドキドキ・・・
そしてまたまた生まれて初めてのフィン(足ヒレ)を装着!!
はじめはフィンでの移動の仕方や海の中での起き上がり動作、シュノーケリングの装着の仕方などを教わりました。
水中メガネの曇り止めの為に唾を塗るということを初めて知り驚きでした(専用の曇り止め商品もあるそうです)。
今回の参加者は渡嘉敷島でマリン事業に従事している男性お二人。
海に関わる仕事をしていく上で役に立てたいと思い、今回講習会に参加したんだそうです。
まず行ったのは基礎訓練。
50m先にある目印に向かって泳ぎ、ひたすら往復するサーキットトレーニングでした。
僕は初めてのフィンに大苦戦。慣れてない為、逆に重く感じてしまい全く足を使えませんでした。
(全然進めず、距離が倍近くに感じました)
諦めそうになった時、参加者のお二人の応援に救われました。
もう少し泳げると思っていたのですが、1往復でギブアップ。
その後もトレーニングは続き、お二人は泳ぎ続けていました。
凄いスタミナ、しかも泳ぎも速くて僕とは全然違う・・・
海で泳ぐのって体力がいるなと改めて実感です。
続いて行われたのはレスキュートレーニング。
僕は事故者役(溺れる役)で参加させていただきました。
指導にあたった照屋さんがいくつかのパターンを実践されていたんですが、
事故者の状態に応じて救助の仕方が異なるんだそう。
これも今回講習会に参加しなければ知らない事でした。
最後に、OMSB事務局長の大迫さんにお話を伺いました。
最近はマリンレジャー業者やダイビング業者も増え選択肢も増えているが、沖縄でダイビングやシュノーケルを安全に楽しむ為のSDOの認証を受けた事業者を選ぶ事が、より安全に繋がると考えているそうです。
SDO(Safety Diving in Okinawa)とはインストラクターの資質向上を目的に、海洋レスキューが正しくできるかを認証する独自の制度なんだそうです。
各地域のダイビング協会や協議会と連携して心肺蘇生法や最新のAEDの使用方法を学び、各海域に合ったレスキュー方法を実施する研修会を定期的に開催しているそうなので、是非みなさんチェックしてみてください!!
<放送動画はコチラ>