海と日本プロジェクトin沖縄県 海DO宝(うみどぅたから)
3月31日(日)中城村の久場崎ビーチでビーチクリーンが行われました。
ここは海辺に人魚の像があることからマーメイドビーチとも呼ばれています。
ビーチクリーンの主催は「ゴミがすべての始まりだった。」の皆さん(以下:ゴミすべ)。
特徴のある団体名で、しかも過去形になっていますが団体名にかけた想いは
「ビーチクリーンをきっかけとした無限の可能性」の場づくりを目指しているそうです。
参加することで環境問題に関する意識向上はもちろん、新しい出会いやそれがビジネスに繋がったりするかもしれません。
また、この活動が子供たちの学ぶ場を作ったりと未来志向で期待を込めたネーミングとの事でした。
ゴミすべの設立は2004年。代表の友寄隆秀さんが大学生の頃です。ちょうど沖縄ブームで盛り上がる一方、
漂着ゴミや不法投棄などで汚れていることに違和感を覚えたことから有志で活動を開始しました。
(↓ 結成当時の写真。ゴミすべ提供)
2004年~2010年まで月1回のビーチクリーン活動を続けたそうです(単純計算でも80回ぐらいですね)。
ビーチクリーン活動を行うだけでなく、終了後にはBBQやビーチアクティビティなど楽しさも取り入れていたそうです。
さらに、現場活動以外にもゴミすべ新聞を発行して活動を周りに共有していたとの事で皆さんのアグレッシブさが伝わります。
<活動休止、そして復活へ>
仕事が多忙になったメンバーや、結婚・子育てで生活環境が変化したメンバーが増え、定期活動が厳しくなり2010年にやむなく活動休止を決めました。
しかし、8年が経ち仕事や子育てが落ち着いてきた事と、復活を望む多数の声にも後押しされた事をきっかけに2018年11月に活動再開しました。
(↓活動再開の様子。2018年11月18日)
以降 再び継続的に活動が行われています。
今回3月に取材した際は「子供の参加が多いビーチクリーンだなぁ」という印象の通り、どの現場でも子供の参加が多い模様です。
<海ごみゼロアワードへのエントリー及び今後の展望>
これまでのゴミすべの海洋ごみへの取り組み活動を全国に発信すべく
この度「海ごみゼロアワード2019」にエントリーされました。
(これは海と日本プロジェクトを運営する日本財団と環境省の共同事業です。)
これをひとつのきっかけに活動が全国、世界に広まることを願っています。
最後に今後の目標について代表の友寄さんにお聞きしました。
①沖縄の美ら海を海洋危機から救うこと。その為にできることを継続していく。
②gomisube festivalを開催する。
環境フェスタを開催し、子供たちのプレゼンテーションの機会やゴミアート、
ゴミからできた製品の展示活動のPRを行う企画。
③石垣や宮古、西表島などに出向いて活動をしたい。
④世界や日本全国で同じ思いを共有する人や団体と活動するなど展開していきたい。
と力強い言葉を頂きました。
ゴミすべの皆さん取材にご協力頂きありがとうございました。
※ゴミがすべての始まりだった。の活動予定は公式ページを確認ください。
※海と日本プロジェクトのTVCMにもご協力頂きました。CMはコチラから。
<放送動画はコチラ>