海と日本プロジェクトin沖縄県 海DO宝(うみどぅたから)
ダイバー達が日々の活動で海中ごみを拾っている事例を紹介します。
この日は嘉手納漁港からダイビング船が出港しました。
ワクワクしている観光客の皆さんを連れてポイントへ移動します。
今回 取材させて頂いたのは なんくるDiver’s OKINAWA の仲村美香さん。
ダイビングインストラクターをしながら海中ごみを回収しているダイバーの一人です。
彼女が手に持っている海中ごみを入れる為のメッシュバッグに注目ください。
フックが付いていて手軽に装着でき、お客さんを海中で案内する際に全く邪魔にならないそうです。
そして海中にダイブ!
海の中は別世界。クマノミなどカラフルな魚もいて楽しいダイビングタイム。
お客さんを安全に案内しながら、落ちていた海中ごみを拾っていきます。
取材中に回収したのはペットボトルと釣り竿から切れたルアー。
他にも空き缶やビニール袋など残念ながらたくさん落ちているそうです。
ダイバーにメッシュバッグを使い日々の海中ごみの回収を提唱している
一般社団法人 沖縄県リゾートダイビング事業連合会(通称:FORD1)の
代表 渕上竜生さんにお話を伺いました。
ビーチクリーン活動や清掃大会などイベントとして広く周知して行う活動も必要ですが、
併せてコツコツ行う地道な活動もまた必要だと感じているそうです。
特にダイバーにしかできない海中のごみの回収は広い海の中で小さい動きかもしれませんが、
毎日毎日続けていくことでいつか大きな成果につながると考えいるとのことです。
この活動を名前の通り「ちりつも作戦」(塵も積もれば山となる)と命名していました。
実際にFORD1の会員ダイバー中心に皆さんが日々拾った海中ごみをSNSでどんどん
報告・公開していました。
この活動がやがて他のダイバー達、そして一般の人々への
大きなうねりになる日が来ると取材をしていて感じました。
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