海と日本プロジェクトin沖縄県 海DO宝(うみどぅたから)
第2回目も私、比嘉恭平が担当いたします!
今回は海の観察会が行われると聞いて、浦添市港川にある亀瀬(カーミージー)にやってきました!
海の観察会を行なっているのは「カーミージーの海で遊び隊」のみなさん。
集合場所に到着すると数十名の参加者がすでに到着していました。
するとどこからか「ピューッ」と笛が鳴り、音の方向を見ると貝殻を口に当て音を鳴らしている方が。
声をかけるとこの方が「カーミージーの海で遊び隊」の代表 浪岡光雄(なみおか みつお)さんでした。
(指の間に貝殻を挟んで、息を吹き込み音を出す貝笛を教わる私と浪岡さん=写真右)
浪岡さん第一印象はパワフルな声と元気な笑顔っ!
最高のロケーションの中、カーミージー内での注意事項と危険生物についてレクチャーを受け「イノー」へ!
あっ、ちなみに「イノー」は沖縄の方言でサンゴ礁に囲まれた浅い海(礁池:しょうち)のことです^^
というわけで、着水っ!
水深は踝(くるぶし)から深くても膝(ひざ)まで。
ひんやり気持ちいい。。。
まず見つけたのはナマコ。
続いてクロナマコにニセクロナマコ、そしてトゲクリイロナマコ。
たくさんの貝類やアバサー(ハリセンボン)に鮮やかなピンク色のゴカイの卵。次々と顔を出します。
そのほかにもたくさんの生き物が。
波打つ海水の中からどんどん生き物を見つけては詳しく解説していきます。
それをキラキラとした目で熱心に聞く子供達。
僕自身、浅瀬ってこんなにも生き物がいたことに驚きました。
そして今回個人的に一番楽しかったのが
「トゲアナエビ釣り」
1~2cmの巣穴にすむ小さなトゲアナエビを周りに生えたリュウキュウスガモ(海草)を使って釣り上げます。
海草を巣穴に入れると、ヒョコッと穴の奥から赤いハサミが見えて、次に頭が見えて、海藻にエビのハサミが入った瞬間引き上げるっ!
残念ながら釣れませんでした。
なかなか難しいですが思わず童心にかえって楽しんでしまいました。
海中のもずくや海藻をつまみ食いしながら浪岡さんの解説を聞いていたら辺りは綺麗な茜色に。
あっと言うの時間でした。
最後に浪岡さんに”海で遊ぶために気をつけている事”を伺いました。
「海を楽しむ為には、海のことをよく知る事」
「何が危険でどの生き物が安全なのかを知る」
「生き物は持って帰らない。とっていいのは写真だけ。残していいのは思い出と足跡だけ」
とっていいのは写真だけ。残していいのは思い出と足跡だけ。なんともステキな言葉ですね。
住んでいる生き物を知る事でその海でどんな生活をしているかを自然と考える。
当たり前だけど、見過ごしていた気付きでした。
普段は通り過ぎるだけの景色だったけど、たくさんの命があると知るだけで
その場所に対する思いは体験する前と後では全く見方が変わりました。
みなさんはこういう体験をしたらどう海を感じるでしょうか?
毎月観察会を行なっているそうなので、興味のある方は是非♪
カーミージーの海で遊び隊 をチェック
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