海と日本プロジェクト in 沖縄県 海DO宝
今回は宝眞榮日也美がお届けします!
私の地元でもあるうるま市!の海中道路で行われている「琉球伝馬船」の操船体験です。
正直言って地元なのに琉球伝馬船のこと全く知らなかったんです、、、
琉球伝馬船についてお話を聞くと、伝馬船とは昔から交易船と岸を結び人や荷物を運ぶ船として戦前まで使われていた木造船とのこと。
ハーリーで使われるサバニ(伝統漁船)は速さを重視するため先が尖っていて三角形のようなんですが、
琉球伝馬船は荷物が運びやすいように四角形なんだそうです。
近年復刻されたらしく、子供たちに知ってもらいたいという想いから、夏休みを利用して操船体験を開催したそうです。
早速私も体験しましたよ!乗ってまず感じたことが、これ本当に昔の人が作ってたの?!
と思うほどしっかりした技術の船でした(今回の船そのものは復刻したものです)。
しかも手作りなんだそうで余計に驚きました。
あと、漕ぎ方も教わりながら体験したんですが、漕ぐのが結構大変!
見た目は簡単そうなんですが、重心のコントロールや力加減の細かい調整もあり、行きたい方向に漕ぐのってこんなに難しいのか!と思うほどでした。
操船体験を通して、昔の人の知恵を使った技術のすごさを実感することができました。
そして海中道路にある海の駅あやはし館の2階には海の文化資料館があり、琉球伝馬船の構造や歴史、昔の人の暮らしも知ることができました。
この琉球伝馬船を作る職人さんはもう限られていて、今は越來造船だけだそうです。
その技術はちゃんと受け継がれており、3代目の父と共に4代目の越來勇喜さんも活躍されています。
越來勇喜さんのお話を聞いて、今は船が当たり前にある世の中ですが昔から伝わる琉球伝馬船はやはり昔の人の生きていくための知恵の結晶であり、
それを今も歴史に触れることができる貴重なものだと知ることができ、ぜひ今後もこの技術が受け継がれるよう、私たちももっと関心を持つべきだなと思いました。
海の文化資料館の学芸員の前田さんにこのイベントを開催した理由を聞くと、子供や大人に当時の暮らしの歴史を知ってもらいたいのと、
海の存在の大きさを感じてほしいという想いから開催したそうです。これからもたくさんの人に知ってもらえるよう毎年続けていくそうです!
私も地元の知らなかった歴史を知ることができ、たくさんのことを学べてとても良い体験ができました!
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