海と日本プロジェクト in 沖縄県 海DO宝
8回目となる今回は琉球トム・クルーズこと村山 靖(TSJ)がお届けします。
浦添市港川にある自然海岸(通称:カーミージー)周辺に広がるイノー(礁池)で行われた自然観察会に参加してきました。
この自然観察会を主催するのは“カーミージーの海で遊び隊”の皆さん。
毎月2回イノーに住む生き物を探し実際に手で触れ合うことのできる観察会を開催しているそうですよ。
この日は親子連れなど30人ほどの参加者が集まりました。みんなとっても楽しそうな表情です。
観察会が始まり、海へ!…と思いきや、まずは海に住む危険な生き物についてレクチャーが始まります。
海の楽しいところだけではなく危険な側面もきちんと教えてくれる。参加者のこともしっかりと考えてくれているんですね。
さて、危険生物についてのレクチャーが終わり、いよいよイノーの中へ入って行きます。
海に入ると海水がひんやり冷たくて気持ちいい!なんでも色々な場所から水が湧き出ているとか。
イノーでの観察会が始まるとガイドで代表の浪岡光雄さんが、カニやナマコ等の色々な生き物を見つけて説明してくれます。
その説明は本当に面白くて、子ども達も興味津々!
実際に手で触ったり、その生き物がとる行動を目の前で見る子ども達は本当に楽しそうでした。
浪岡さんのイノーの知識は凄く、子ども達が「これ見つけた」と持って来たら直ぐにその生き物について説明してくれます。
そんなイノーの事をよく知っている浪岡さんが「珍しくて一生に一回見れるかどうかだから、見てた方が良いよ」って見せてくれたのが…
『イカの卵』
これは本当に珍しいそうです。僕も実際に見るのは初めてで、テンションが少し上ってしまいましたよ。
携帯で写真も撮っちゃたし(笑)
その後も色々な生き物を説明してもらったり、海藻でエビ釣りをしたりと楽しい説明会は続いていき、あっという間に終わりの時間に。
参加した人たちは皆とっても楽しそうな表情で、子ども達の中には「また次も来たい」との声もあがっていました。
最後に浪岡さんにお話を聞くと
「自然の営みがあるからきれいな海が保たれている。楽しく遊べる海を多くの人に知ってもらいたい。
“また来たい”という喜びや感動が大切。今こうやって遊べる場所を残して欲しい。」との事。
今回の観察会は本当に貴重な体験をさせてもらいました。いや~本当に楽しかったし、勉強になりましたよ。
多くの生き物たちを楽しく遊びながら学べるきれいな海に、こんなにも間近で接することが出来る自然観察会、皆さんもぜひ参加してみてはいかがですか?