海と日本プロジェクトin沖縄 海DO宝(うみどぅたから)
第6回目は私、比嘉恭平(TSJ)がお送りいたします!
沖縄県とオーストラリアが海に関する「ある協定を」結ぶとの噂を聞きつけ恩納村にあるリザンシーパークホテル谷茶ベイにやって来ましたっ!
オーシャンビューの大きなガラス張りのエントランスを抜け僕が向かったのは、ホテル内にある羽儀の間。そこで行われるある協定とは・・・その前に!
みなさんオーストラリアといえば何を思いつきますか?
コアラ?カンガルー?それともオーストラリアの国民食ベジマイト?・・・
そう!グレート・バリア・リーフですよね!
オーストラリア北東岸に広がる世界最大のサンゴ礁地帯。長さは2300kmを超え、世界遺産に登録されているんです!
みなさんも一度は耳にしたことはあるんじゃないでしょうか。
しかしそのサンゴ礁が地球温暖化や水質汚染により良くない影響が出ているようです。
その良くない影響とはサンゴの白化現象。白化によりサンゴは海を浄化する力を失うだけでなく、そこに住む生物にも大きな影響を与えるのです。
生き物が住めない汚れた海・・・考えただけでも気持ちがブルーになりますよね。
そこで沖縄県とオーストラリア国立海洋科学研究所はサンゴ礁保全と再生に関する新たな協定を結ぶべく、リザンシーパークホテル谷茶ベイの羽儀の間にて締結式を行いました。
その名も!
サンゴ礁保全及びオニヒトデ研究連携協定締結式
うーん!お堅い!上手く取材できるのか?!
と思いきや、進行は和やかムード。
締結式を行う沖縄県環境部長の大浜浩志さんそしてオーストラリア海洋科学研究所主席研究員スベン・ウチッケ博士は笑顔を交えながら進行していきます。
サンゴの重要性や、互いにタッグを組むことでどのような効果が期待されるのか通訳を交えながらわかりやすく取材に答えていただきました。
無事締結式が終わり、次に沖縄技術大学院大学(OIST)にてウケッチ博士のシンポジウムが行われるということでその様子を取材させてもらいました。
OIST。初めて入ったのですが、すごい。
外観はもちろんのこと内観もまるでSF映画のような造り、テラスに出れば手入れされた緑の絨毯が広がり空を見上げれば雲ひとつ無い青空スカイビュー!
少し歩けばオシャンティーなカフェー。入ろうとドアに手を掛けるとその隙間から引き立てのコーヒーの香りが鼻をなでていく。
どこに行ってもインスタ映えしかしないじゃない!ケータイ!
僕のケータイどこですかぁああぁぁぁ!
話を戻します。
シンポジウムは満員御礼。立ち見も出ていてサンゴ保全がどれだけ注目されているのかが伺えます。
シンポジウム終了後、ウチッケ博士に今回沖縄に来て感じたことを聞いてみました。
「沖縄県の関係者の皆さんとお会いできて大変前向きに感じています。
今後協力を通じてサンゴ礁の保全に役立てて行きたいと考えています。」
と答えていただきました。
2018年6月5日に結ばれた沖縄とオーストラリアとの連携協定。
私たちの海に影響するサンゴにどんな効果をもたらしてくれるのか期待しつつ、自分でも出来る環境保全とはなんなのか考えさせてくれる内容でした。
海はやっぱりキレイなほうがいいですよね。