【荒天の為、ロケが中止となり番組放送はありませんでした。レポートのみです】
嘉手納漁港で開催された、嘉手納ハーリー。
当日の朝はあいにくの大雨で開催が危ぶまれましたが、徐々に天気は回復。1年に1度のハーリー大会を心待ちにしていた町民たちの思いが通じ、漁港は多くの人で賑わいました。
伝統的な漁船である爬龍(はりゅう)船を駆使し、そのタイムを競い合うハーリー大会。豊漁や航海安全を祈願して、旧暦の5月4日に県内各地の漁港で行われています。
嘉手納ハーリーでは漕ぎ手たちが、細く入り組んだ湾の中に立てられた旗と旗の間を往復します。地元の企業チームや青年会が円陣を組んで気合を入れる中、勇壮な太鼓の演武が港内に鳴り響き、その熱気をより一層引き揚げます。
外国人が競技に参加する様子も、嘉手納基地を有する嘉手納町ならではの光景。また子供たちが参加する、子供ハーリーの部も毎年行われています。(今年は大雨の影響で潮の流れが速く、残念ながら子供ハーリーは中止になりました・・・)
嘉手納ハーリーは、子供たちや海外に向けてハーリーの伝統を伝え、広めていく役割も果たしています。
堤防沿いにずらりと並ぶテントからは、応援する声やバーベキューのおいしそうな香りが溢れ、屋台で金魚すくいを楽しむ子供たちの姿も。大人から子供まで、みんなが1年に1度の海のお祭りを楽しんでいました。
堤防には地域の子供たちが描いたペイントアートが施され、見る目にもほのぼのとさせられます。