海と日本PROJECT ウェブサイト(以下「当ウェブサイト」という。)をご利用頂きありがとうございます。 日本は、四方を海に囲まれた国。私たちの社会や文化は、海に囲まれた環境の中で形づくられてきており、食べ物や生 活道具、名前や地名、文学、歌、暦、歳時、祭りなどさまざまなものが海と結びついています。また、国民の祝日とし ても「海の日」がある世界でも唯一の国、それが日本です。内陸・沿岸問わず、“地域”もさまざまな形で海とつながっています。あなたの地域では、海とのつながりを活かすことができているでしょうか?
一方で、世界に目を向けてみるとどうでしょうか?世界の人口が急速に増加を続ける中、海洋生物資源の乱獲、生態系 のバランス崩壊、海の酸性化、気候変動や自然災害、海底資源の開発競争、海洋権益をめぐる争いなど、海の危機は一 層深刻さを増しています。その上、海の危機は私たちの気づかないところで静かに広がってきています。今こそ、海に 囲まれた国、日本に暮らす私たち一人ひとりが、海を自分ごととしてとらえ、そして自分にできることからアクション していくことが求められています。
このような状況を踏まえ、海の日が20回目を迎える2015年を機に始まった「海と日本PROJECT」(以下、「 本プロジェクト」という。)は、全国のさまざまな地域で、海との多様なつながりを生かしながら独自性のある取り組 みを実施することで、次世代を担う子供や若者を中心として多様な人が海への好奇心を持ち、行動を起こすムーブメン トをつくることを目指しています。